植栽屋のnote

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Blog植栽屋のつぶやき

ZELF GARDEN西田の
植栽ノウハウ

2021.09.27

株元から出た枝はどうする?

どうも、ぜるふ西田です(^^)

台風の影響からか、今週はスッキリしない天気です。

しかしながら、ようやく涼しくなってきて、

お庭での作業が捗りそうですね~。(^^)

みなさんもこの機会に取り組んでみては

いかがでしょうか?

 

さて、久しぶりに庭話といきましょう。

みなさんの庭木には写真のように

株元から枝がまとまって出ておりますか?

これらの枝は「ひこばえ」と呼ばれる枝で、

幹や枝の途中から出ている細々とした枝は

「胴吹き枝」などと呼ばれます。

 

 

ちなみに、これらの枝が出ていると、

樹木本体に何かしらの健康異常が出ている証拠で、

養分を補うために出した枝だと言われております。

なので、これらの枝を長期間放っておくと、

樹勢が衰えている木はますます衰え、

本体と入れ替わるようになります。

 

よって、ひこばえや胴吹き枝は

出たらすぐに全て撤去しがちです。

実際、多くの造園業者さんは

そうやっていると聞きます。

 

ですが、僕自身、各地で勉強してきて、

「全て撤去せずに少しは残せ!」

と学んできました。

理由は、樹木本体がエネルギーを

振り絞ってやっと出した枝なので、

全て切ると逆に悪影響だと。

…簡単に言えばそんなところです。^^;

 

本当かどうかは未だ定かではありませんが、

まあ、納得といえば納得の理屈です。

それ以来、僕自身は全て切ることは

しなくなりました。(^~^;)

奥深いですね、植物って。

 

なお、樹木自体を更新(若返り)させたい

場合はひこばえを残すとコンパクトになり、

かえって良い場合もあります。

ご自身の要望にあった方向で対処されてください。

大事な樹木でどうしても不安という方は

プロの業者に見ていただくのも良いでしょう。

 

是非、ご参考ください。(^_^)